はじめに|この記事の目的
最近のポケモンカードBOXは種類も多く、
「どのBOXを買えば当たりやすいの?」
「できれば損はしたくない…」
と感じたことがある人も多いと思います。
そんなときによく聞くのが
「このBOXは期待値が高い」「期待値が低い」
といった言葉です。
ただ、
「期待値って結局なに?」
「高いと何がいいの?」
と聞かれると、意外と曖昧なまま使われていることも少なくありません。
そこで本記事では、
ポケモンカードBOXにおける「期待値」という考え方を、
初心者の方にも分かるように解説します。
この記事でいう期待値とは、
1BOXを何度も開封した場合、平均していくら分のカードが出るか
を表した目安のことです。
難しい数式や専門用語は使わず、
「BOXを買う前に、これだけ分かっていればOK」
というポイントを整理していきます。
なお、途中で具体例として
MEGAドリームexなどのBOXを挙げる場面はありますが、
特定のBOXを評価することが目的ではありません。
今後どんなBOXを買うときでも使える
「期待値の考え方」そのものを理解するための記事です。
期待値はどうやって考えるのか?
ポケモンカードBOXの期待値は、
ざっくり言うと次の3つの要素から決まります。
- 各レアリティの排出率
- そのレアリティに何種類のカードがあるか
- それぞれのカードの市場価格
この3つを組み合わせて、
「1BOXあたり、平均していくら分のカードが出るのか」
を数値化したものが、BOXの期待値です。
① レアリティごとの排出率を見る
まず重要なのが、
どのレアリティが、どれくらいの頻度で出るのかです。
たとえば多くのBOXでは、
- 最上位レアは数十BOXに1枚
- SARなどの高レアは数BOXに1枚
- MAやARは1BOXに複数枚
といったように、
レアリティごとに排出率が大きく異なります。
この排出率が分からないと、
「高額カードが入っている=期待値が高い」
という勘違いをしやすくなります。
② レアリティ内のカード種類数を考える
次に見るべきなのが、
そのレアリティに何種類のカードがあるかです。
仮に、
- SARが17種類
- MAが10種類
ある場合、
「SARが出たとしても、その中のどれが出るかは分からない」
という点が重要になります。
期待値計算では一般的に、
同じレアリティ内では、各カードが均等に出る
と仮定して計算します。
これは実際の偏りを完全に再現するものではありませんが、
BOX全体を平均的に評価するための現実的な考え方です。
③ 各カードの市場価格を平均する
最後に、
各カードの**市場価格(または買取価格)**を使って、
レアリティごとの平均値を出します。
ここで重要なのは、
一部の超高額カードだけを見ないことです。
- 高額カードが1枚だけ突出している
- その他のカードが安価
という場合、
見た目のインパクトに反して、
期待値はそこまで高くならないことも珍しくありません。
具体例|MEGAドリームexを例に考える
ここで一例として、
MEGAドリームexの期待値計算の一部を見てみます。
たとえば、
MURは「約50BOXに1枚」、かつ「1種類のみ」のレアリティです。
この場合、
仮にそのカードの買取価格が32,800円であれば、
- 32,800円 ÷ 50BOX
→ 1BOXあたり 約656円
という形で、
BOX全体に均した期待値を算出できます。
同様に、
SAR・SR・ARといった各レアリティについても、
排出率 × 平均価格
を計算し、
最終的にすべてを合算したものが
「1BOXあたりの期待値」になります。
期待値は「当たるかどうか」ではない
ここで一つ、
とても大事な注意点があります。
期待値は、
そのBOXを何度も開封した場合の平均を表す指標であり、
「1BOXで必ずこの金額分が出る」
という意味ではありません。
- 高額カードを引けば大きくプラス
- 引けなければマイナス
というブレは、どのBOXにも存在します。
それでも期待値を見る意味があるのは、
感覚や噂ではなく、数字でBOXを比較できる
ようになるからです。
期待値が高くなりやすいBOXの特徴
ここまでで、
期待値は「排出率 × 種類数 × 市場価格の平均」で決まる
という考え方を説明してきました。
では、どんなBOXが期待値が高くなりやすい傾向にあるのでしょうか。
あくまで一般論ですが、いくつか共通点があります。
① 高額カードが1枚に偏りすぎていない
一見当たりに見えるBOXでも、
- 最高額カードが1枚だけ突出
- それ以外は安価
という構成の場合、
平均すると期待値は伸びにくい傾向があります。
逆に、
- 高額〜中額カードが複数存在する
- 「当たりの幅」が広い
BOXほど、
1BOXあたりの期待値は安定しやすくなります。
② 当たりレアの排出率が極端に低くない
いくら高額カードがあっても、
- 数十BOXに1枚
- 実質“夢枠”のみ
という場合、
期待値への寄与は限定的です。
期待値を押し上げるのは、
数BOXに1枚レベルで現実的に狙えるレアリティ
(SARやそれに準ずる枠)がどれだけ強いか、
という点になります。
③ MA・ARなどの下支えがしっかりしている
期待値は、
最上位レアだけで決まるものではありません。
- 1BOXに必ず出る
- ある程度の価格が付く
こうした安定枠が存在すると、
爆死時のマイナスを抑えやすくなります。
派手さはなくても、
MA・ARなどの平均価格が高いBOXは、
結果的に「損しにくいBOX」になりやすいです。
④ 発売直後〜相場が固まる前の時期
これはタイミングの話ですが、
- 発売直後
- 話題性が高い
- 初動価格が強い
この時期は、
全体的に買取価格が高めに設定されやすく、
期待値も高く出やすい傾向があります。
ただし、
相場が落ち着くと期待値も変動するため、
いつの価格を基準にしているかは必ず確認する必要があります。
具体例としての期待値計算(参考リンク)
ここまでの考え方を、
実際のBOXで数値化した例として、
以下の記事では MEGAドリームexを1BOX開封した場合の期待値 を
排出率と買取価格から具体的に算出しています。
👉 【参考記事】MEGAドリームex|1BOXあたりの期待値を計算してみた
ポケカBOX期待値|MEGAドリームexを1BOX開封した場合の平均価格を計算してみた | ぼたもちのポケカブログ
※あくまで一例であり、
本記事で解説している「期待値の考え方」を
具体的なBOXに当てはめたケーススタディです。
まとめ|期待値は「後悔しにくくするための指標」
ポケモンカードBOXの期待値とは、
1BOXを何度も開封した場合、平均していくら分のカードが出るか
を表した目安です。
- 当たりを保証するものではない
- 1BOX単位ではブレがある
それでも期待値を見ることで、
「なんとなく強そう」「SNSで当たっていた」
といった感覚ではなく、
数字をもとにBOXを選べるようになります。
BOXを買うかどうか迷ったとき、
期待値は「買って後悔しにくくするための判断材料」
として、知っておいて損はありません。
次回予告|BOXとシングル買い、結局どっちが得?
ここまで読んで、
こんな疑問が浮かんだ人も多いと思います。
じゃあ結局、
BOXを買うのと、シングルで買うのは
どっちの方が得なの?
次回の記事では、
期待値の考え方を踏まえたうえで、
BOX買いとシングル買いを数字ベースで比較していきます。
目的別に、
- 開封を楽しみたい人
- 損を抑えたい人
- 特定カードが欲しい人
それぞれに向いた選び方も整理する予定です。


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